娘よ、運を引き寄せろ!(本日の案件)
1992年2月1日は大雪だった。資料によると、東日本は6年連続の暖冬だったらしい。暖冬だったらしいが、この年の1月31日から2月1日にかけて低気圧が猛烈に発達し、関東から東北南部は大雪となり、東京の積雪は17cmで6年ぶりの大雪だった。この日の朝、どうやら父親とトラックをヒッチハイクしたり、電車を乗り継いで、千葉県のとある村から都内へ向かった、うっすらとした記憶がある。この日、「中学入試」なるものを受けたと記憶していたが、どうやらその学校はこの日の入試を中止し、結局翌日受けたらしい。記憶などあてにならぬ。だが、確かにこの学校には落ちた。これは間違いない。そして、別の日に受けた別の学校に通うことになった。結果、一生ものの友人たちに出会う。2022年2月1日、我が子は第1志望校なるものの試験を受ける、とのこと。幸い、雪の予報は全くない。第1志望校に落ちたとて、死にはしない。一生ものの友人たちに出会えるか、それには運が必要だ。娘よ、おぬしにも、それだけの運があると、父は信じている。少なくとも、父はその運が、ある。
ジェームズ・ぽんど
男性/45歳/千葉県/医師
2022-02-01 01:07