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注目案件

今から数年前、
友達の結婚式の余興を頼まれた僕は

「関白宣言」を歌う事にして
全然弾けないフォークギターを
練習し始めました。

お陰でかなりいい感じに仕上がって
いたのですが、

結婚式当日、
自分の番が近づく毎に
ドキドキが増して行き
次第にテンパって行きました。

そして、式場のスタッフの方に
こう言われました。

「最近、関白宣言を歌う人いなくて、
寂しく思ってたんですけど、
あなたが久しぶりに歌ってくれるので
期待してます」と。。。

これがトドメとなり、
目の前が真っ白になり何がなんだか
分からなくなってしまいました。

そうこうしてる間も式は進行し、
遂に僕の出番が来てしまいました。

僕は大きく深呼吸し、
何とか歌い出しました。

一番が終わり、このまま行けるかなぁーと思ってた所、急に歌詞が全く出てこなくなりました。

やばいと思った僕は、
そこから最後までずっと
「フンフンフン〜」とハミングで歌いきり
誤魔化すしかありませんでした(笑)

しかし、結婚式が終わった後、
新郎新婦のご家族からは
「あの不器用さが逆に好感を持てた」と
気を遣っての言葉だとは
思いますが言われました。

あんなに注目されてテンパったのは
後にも先にも、あの時だけですね。

クオーレ

男性/53歳/神奈川県/会社員
2022-02-14 14:47

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