明日も頑張ろう
百人一首を編纂した藤原定家の小説を読んでいるのですが
今回の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のラスボスと言われている後鳥羽上皇が
「朕はどうも恋の歌が苦手だ。おぬしは恋の歌をいかなる心で詠んでいるのか」
と聞きます。
定家も恋に関しては
実は得意な方ではありません。
傷ついたこともきちんとある。
それでも恋の歌が卓越して上手い定家。
彼の口から出た答えは
「未練、でございます」
あの時の恋はもう終わったはずなのに、ずーっと心の中に残っている。
後悔と表裏一体の感じですよね。
“未練”こそ人の心を研ぎ澄まし、想像力を豊かにする。
「恋は、うつつではなく、和歌の世界でこそ、完成する」
後鳥羽上皇は同性愛者だったそうですね
物語は、アンチ鎌倉幕府。アンチ北条義時。
大河ドラマを見ている身からしたら興味深い視点です。
京の雅な世界が舞台の、美しくも激しい世界。
すまいりー
女性/26歳/東京都/公務員
2022-02-18 21:31