本日の案件
本部長、浜崎さんこんにちは!
本日の案件、私が新卒でゼネコンに入社したときの話です。
本社での新入社員研修を終え、初任地に配属となったのが5月。私は関西支社の総務チームに配属となりました。
そんな矢先、課長から来客対応に同席するよう言われて出席したところ、オフィス移転の話を不動産会社から受けている打合せでした。
私は初めての来客対応だったのですが、打合せを終えた後、「打合せ面白かった?」と課長から聞かれました。
「はい、非常に興味深かったです!」と返したところ、後ろにいた管理部長から、
「よし、今日からオフィス移転隊長な!取りまとめ全部やれ!」と言われました。え、まだ入社して数ヶ月なんですけど…笑
その後は言われた通り、工事業者との打合せや見積もり精査、社内の座席調整等をひたすらやってました。
文系の学部卒で建築のド素人だったので、色んな部署の人にアドバイスを貰ったり、設計部の方に図面を描いてもらったり、沢山の方からの手助けを受けながら仕事をしてました。
11月末に移転をしたのですが、文化の日も勤労感謝の日も、その各々の前後の土日も働きました。残業代と休日手当だけでいつもの手取りを超えてました。
何とかボロボロになりながらも移転を終えた当日に、新オフィスにて事務所開き。
乾杯の挨拶をされた支社長が、
「1年目の彼が、1年目とは思えない働きをしてくれたおかげで立派なオフィスができました。お疲れ様でした、ありがとう。」
と仰って下さりました。
事務所開きの司会も私がやっていたのですが、支社長の挨拶後すかさず
「しばしご歓談ください!」
と言い残し、トイレに駆け込み号泣しました。
アドレナリンというより、色んな感情の詰まった涙が溢れました。
入社早々、毎日遅くまで残業したり休みの日も遊べなかったりして辛かったですが、全ての苦労が報われた一瞬でした。
涙が落ち着いた後に、色んな方と乾杯しながら飲んだ缶ビールは最高の味でした。
今は全然違う業界の会社で同じく総務の仕事をしており、何度かオフィス移転案件も担当しましたが、その度にこの事務所開きのことを思い出します。
人生フィルダースチョイス
男性/35歳/東京都/会社員
2022-03-07 13:27