いまでは親友のライバル
本部長、秘書こんばんは!初投稿です!
私は中学時代陸上部でした。
元々足はそこそこ速い方だったのですが、大好きな恩師にもっと認められたいという一心で努力を重ね、部内ではいつも1番をキープしていました。
しかし、恩師がいつも気にかけ、期待を寄せるのは、サボってばかりいる天才肌のライバルでした。
才能というものがスポーツ選手にとって大きな比重を占めることは重々承知でした。凡人の私にはない何かを、そいつは持っていたんだと思います。でも!努力だけは絶対に負けていないと思っていたので毎日悔しさでいっぱいでした。
私はその悔しさをバネにして、絶対に先生に認めてもらうんだと、更に頑張りました。そして二年生の冬、学校を去る先生が私に、「お前は本当によく頑張ってるな。全国大会、目指せよ。」って言ってくれた時、本当に嬉しくて泣きました。
努力は誰かが絶対に見てくれているんだと思いました。
当時、犬猿の仲だったライバルは高校で先生の見込み通り全国区の選手になりました。私の努力はあっさり才能に負けましたが、「悔しさをバネにする」事を学ばさせてくれたライバルと先生に感謝しています。
ぽー
女性/29歳/東京都/学生
2015-02-23 18:10