案件

おつかれさまです。

私の記憶にのこったお届け物は『タケノコ』です。

私は荷物を送る側だったのですが、宛名の横の荷物詳細欄に『タケノコ』と書いて、集荷に来たお兄さんに荷物を渡しました。

すると、送り状をみたお兄さんは
『新聞紙とかに包まれていますか？汁が漏れてきたりしたら、段ボールからしみちゃうかもしれなくて…。』と申し訳なさそうに聞いてきました。

一瞬私は、何をいわれているか分からなくて、怪訝そうな顔をしてしまいました。

なぜなら、中身は工事現場で使っていた金属部品だったからです！
現場で使用していた水槽の部品を通称『タケノコ』と言うので、そのまま書いてしまっていました。

しかし、お兄さんは世間一般のタケノコだと思ったらしく、丁寧に心配をしてくださっていたのです。

金属部品であることを伝えて、お兄さんも安心して集荷していってくれましたが、タケノコの贈り物、忘れられないお届けものになりました。

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