本日の案件

私が以前働いていた店は、手作りの肉まんが名物でした。毎朝店内で、中国出身の点心担当者が中心となり、生地を延し、肉あんを包み、蒸し上げていました。
そして出来上がった肉まんを、その担当のスタッフと料理長の私が、味見のため必ず一つずつ完食すると言うのが暗黙のルールでした。全部食べた後の味加減や満足度を確かめるためです。繁忙期には朝一度だけではなく、２回３回と作ります。初めて観たお客様が驚くほどの大ぶりな肉まんですので、日によっては賄いも食べれないほど満腹になりました。
おそらくリスナーの皆さんが食べられる、一生分以上の肉まんを食べてきました。なので退職して３年余りになりますが、私はそれ以後肉まんを食べたことがありません。

2