ギリギリセーフ案件
皆様お疲れさまです。
私のギリギリセーフ案件は、息子の誕生の瞬間です。
世の中がコロナ前の2019年9月4日17時頃、定時前に会社に、病院から一本の電話。
「奥様が破水されました。本日中に生まれる見込みです。」
会社を飛び出し、最寄り駅へ駆け出します。
実は、私は東京勤務、妻は里帰り出産を希望していたたため、実家の京都舞鶴までの約600kmの行程となります。
スマホで乗り換え時間を調べると、どうやら終電ギリギリのよう。
遅延が一回でも起きると、間に合わない行程でした。
道中、祈りながら、乗り換えを続け、なんとかAM0時過ぎに終電で到着。
到着次第、すぐさま分娩室に通して頂き、妻の出産のサポートを開始。
背中をさすったり、水分補給、呼吸法を一緒に行い、息子とともに頑張る妻に出来る全てを行いました。
そして、ついにそのの瞬間が。
息子は元気な産声を上げ、妻と息子を結ぶ「へその緒」は、お世話になった病院の計らいで私が切らせて頂きました。
息子を初めて抱いた瞬間に、お腹を痛めて頑張った妻に対して「ありがとう」という言葉と涙が自然と出てきました。
そんな息子は今では、元気いっぱいの2才児で、てんやわんやの毎日です。
いつか、産まれた瞬間のこのギリギリエピソードを話したいです。
せみたべる
男性/35歳/東京都/会社員
2022-04-27 17:03