投球動作の支点となる肩関節①
①肩関節の構造と機能。肩の運動は複雑で、いろいろな方向に動く関節であることは周知の通り。肩関節を構成している骨は鎖骨、肩甲骨、上腕骨の3つで、それぞれの骨が連結している関節と体幹に連結している関節によって、複雑な動きを行うことが可能。一般的に肩関節という場合は肩甲上腕関節部を指すが、肩の動きに関係する関節は、ほかにも胸鎖関節、肩鎖関節、肩峰下関節、肩甲胸郭関節などがある。それらの関節の連係した動きによって、広い範囲で肩運動を行うことが出来る。なかでも肩甲上腕機能と肩甲胸郭関節の機能が、上肢(腕)を動かすための主要な働きをしている。②肩甲上腕リズムとは。投球動作は、肩甲骨帯と上肢の連係した動きによって起こる。肩関節が動きの支点となり、腕がレバーの役目をして、回転運動を行うわけだが、回転モーメントを高めること(スピードアップ)によって投球が可能となる。これの動きを円滑にするためには、上肢(腕)と肩周辺の機能、そして肩甲骨帯がスムーズに、一定のリズムを作りながら動かなくてはならない。これを肩甲上腕リズムと呼ぶ。投球動作は肩からヒジ、そして指へと連動的な筋肉群が、常によい状態で働くことが重要。
のざ
男性/31歳/埼玉県/野球バカ
2015-02-27 21:32