ビッグビジネス案件

本部長、秘書、社員の皆さまお疲れ様です。
私の会社は革製品（ライダースがメイン）のオートクチュールを行ているのですが、
私は服の型を作るパターンナーを担当しています。
過去手掛けた有名人は、「ジョニー大蔵」「関根勤」などなどですが、
一番緊張したのは、映画「ルパン三世」で小栗旬さんが着ることになった
オリジナルライダースでした。
デザインも斬新ながら、革と併せて使用する素材などかなり難易度の高い仕事だったと記憶しています。
まず、調布のスタジオまで出向き、小栗さんの寸法を計り、一月後に表参道のコムデギャルソン青山店の特別室？　
で仮縫い合わせに行きました。
そこで仮縫いから小栗さんの動きに合わせて型を微調整してクランクインまでに本縫いを仕上げる仕事でした。
あの頃は若かったし、パワーもあったのであの状況でタイトなスケジュールをよく乗り越えられたなあ、、、

と今ではとても乗り越えられない案件でした。
無事納品したときは、やったぜ！　と思いましたが、
誰に言っても「へ～～」←　信じてもらえないな感じでした。　

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