連休中に
上野にある『国際子ども図書館』に行きました。
正式な名称は、
国立国会図書館 国際子ども図書館
です。(長すぎ…以下、子ども図書館とします)
その名の通り、国内外の絵本を始めとした児童書が収蔵されています。
国立国会図書館(←まだ、行った事がない)は、読みたい本を請求し閉架書庫から出してもらうと言う、非常に面倒な手続きが必要なのですが、子ども図書館は、一部の本が開架されて自由に閲覧出来ます。
実は、この図書館の建物は明治39年に開館した『帝国図書館』なのです。平成12年(2000年)から子ども図書館として使われるようになりましたが、それまでは国立国会図書館の分館として使われていたそうです。
明治33年(1900)に着工し、正面向かって右側の棟(地下1階、地上3階)が完成したのを期に明治39年(1906)帝国図書館として開館。
昭和04年(1929)に全体の3分の1の工事を終えるも資金不足の為中断。
平成に入ってから、レンガ棟増築、安藤忠雄の設計によるアーチ棟建設(2015年完成)を経て現在に至っています。
レンガ造りの外観や、内部の装飾に建築当初の意匠を見る事が出来る貴重な建物です。
そして、知る人ぞ知る、図書館内にあるカフェBellは、安い!
私もランチメニュー《男飯》を食べてきました。その日は、豚カツ、サラダ、ご飯、味噌汁で600円也。持ち込んだ食事をとるスペースもあります。
貴重な児童向け雑誌や絵本、児童文学、図鑑を自由に閲覧出来る4つの部屋。ささやくように読み聞かせる親の声。天井は高く、本が傷まないよう工夫された採光。館内はまさに本の聖殿でした。
東京駅構内にある『東京ステーションギャラリー』も明治建築を間近に見る事が出来ますが、無料で人が少ない子ども図書館はオススメです。
閉館後、不忍池を一周し野鳥観察も楽しんで来ました。
(鳥の)就寝時刻が近かったので、低木に止まる大量のカワウを見る事が出来ました。
カモ類を見ると、美味しそ〜と思うのですが、カワウは美味そうに見えなかったな。
豆乃花
女性/55歳/東京都/自営・自由業
2022-05-21 16:45