ルソーの話
本部長、秘書、リスナー社員の皆様、お疲れさまです!
政治について思うこととして、
フランスの哲学者、ルソーの言うところの、全体意思と一般意思の話があります。
全体意思とは、社会の全ての考え、個々人の考えを一ヶ所にあつめたものと考えていただければいいと思います。
そこには全ての人の全ての考え、全ての個別の考えがありますが、相反する考えも多く含まれており、
その中身は混沌としたものとなります。
それに対し一般意思とは、
社会全体の利益になる、誰もが納得する、普遍的な理想や理念のことです。
一般意思は抽象的な概念になりますが、「誰もが」納得できる、というところがポイントになります。
政治は、誰もが納得できる一般意思から大きな方向性を決めて、
個別の意見である全体意思を調整しながら進める、
という流れが大切だと思います。
政治についての議論、特にインターネット上の議論では、
個別の意見、全体意思が中心になりがちです。
個別の意見は、基本、すべて正しいです。
そのため意見がまとまらないという状態になってしまいます。
誰もが納得できる大きな方向性、一般意思がないと、議論はまとまりません。
誰もが納得できるものは、あると思います。
誰もが納得できるものを探すことを諦めるべきではないです。
だからこそ、政治をどういう方向性で進めていくか、
誰もが納得できる理想について話ができる機会がもっとあればと思っています。
飛べるマイタケ
男性/40歳/東京都/自営・自由業
2022-05-23 18:56