案件。
自分の大伯母さんは、95才で亡くなりましたが、
亡くなる直前まで元気いっぱい。小柄な身体のどこにこんなにパワーがあるのか?というくらいバイタリティーに溢れた人でした。
遊びに行くとわざわざ駅まで迎えにきてくれたりしますが、いざ家に行こうとすると、90代にして自分よりも歩くのが速く、ウカウカしていると置いていかれます。
「遅い!何してる!早くこい!」なんて怒られたりして(笑)定期検診の主治医からは「バケモノ」と呼ばれていたそうな(・∀・)
ご主人を早くになくし、女手ひとつで子供を育て、自分で家を買い、長男が結婚して、お嫁さんが近所で商売がしたいのだが、と相談すれば「改装すればいいココでやりなさい」と長男夫婦に自分の家を明け渡し、自分は近所にまた平屋の小さな家を立てて、さっさと1人暮しをはじめちゃう。
面倒見がよく、葬式にはご近所の主婦の皆さんで長い列が出来ました。皆さん「ぜひ火葬場まで行って骨を拾わせて欲しい」という。赤の他人が、ですよ。
式で一番号泣していたのは、直系の血縁よりも孫達それぞれのお嫁さん達でした。
義実家の祖母の葬儀で、号泣しているお嫁さんって見たことないんだけど、それだけ孫嫁も曾孫も可愛がっていたのでしょう。
自分はまずもって90どころか80までも生きられる気はしないけど、気風の良さぐらい少しは婆ちゃんの豪傑にあやかりたいものです。
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2022-05-24 16:23