21歳、大学生の夜。

湿布を右肩に４枚、右肘に３枚、右手首に１枚。湿布なんて気休めってことは分かってるけど頼っちゃう俺。ひとりで真っ暗な部屋の中で音楽聴きながら思う。『この痛みが消えたらどれだけ楽に生活出来るのかな？』って……もう消えることのない痛み。勲章って言ったらかっこいいんだろうけど、野球やってきてケ痛みと友達になれたことで余計に思う。完治した自分はどうなんだろうって。泣きたい時は泣いてもいいよね？

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