本日の案件
私が今まで持った一番重かった物は16mm映写機です。高校の文化祭で映画を上映することになりました。今から45年前の話です。当時はVHSもDVDもなく映画は映画館で観るものでした。催事のために上映するには専門業者に相談し、35mmから16mmに焼き直したフィルムと映写機を借りなければなりません。
その映写機を文化祭前日に、届けられた自宅から高校まで運びました。事前に学校から台車でも借りておけば良かったのですが、まぁ運べるだろうと安直に考えていました。
家から校舎まで2キロほど、徒歩20分位の距離だったのですが、その映写機は重かった!そもそも持ち運びにくい形なのです。後日勤務先でお米の30キロの袋を運びましたが、もう少し重かった印象です。持ち手を替えながら休み休み、2時間以上かけ運んだ記憶があります。
上映した映画は羽仁進監督の『不良少年』。ドキュメンタリー・タッチの派手さのない作品ですが、私は今でも名作だと思っています。ですが最後の10分が電球切れで上映できなかったこともあり、観客の評判はイマイチでした。しばらく筋肉痛だったのにまるで報われず、高校生活の黒歴史です。
ロボタン勲章のボッチ
男性/65歳/東京都/会社員
2022-06-07 16:11