本日の案件
皆様、お疲れ様です。
ボクの人生最大のご馳走は『伝説の料理人が作ったスッポン鍋』です。
この伝説の料理人とは『松本庄平さん』という方で、故 伊丹十三監督の作品『たんぽぽ』を作るきっかけとなったほどの料理人です。
伊丹さんは松本さんが作ったラーメンに感動して、このラーメンで映画を撮る!と『たんぽぽ』を作りました。
元々、松本庄平さんは京都伏見の酒蔵『松本酒造』の息子さんで日本酒に合う肴を探求する上で料理にハマり、世界各地の美味いものを食べ歩き、自己流で様々な料理を作る伝説の出張料理人となった方です。
当初松本さんはお店を持たず、知り合いのお宅に出張して料理を作る出張料理人として、趣味の延長程度のつもりで料理を振る舞われていましたが、噂が噂を呼び様々な財界人や芸能人など著名な方のお宅に招かれ、ホームパーティーなどの料理を作る出張料理人になっていきました。
中でもあの松下電器(現パナソニック)の創設者 松下幸之助さんは大変松本さんの料理を気に入り、よく松下幸之助さんのお宅に呼ばれ、料理を振る舞っていたそうです。
そして松下幸之助さんが亡くなる前に『松本の作ったスッポン鍋が食べたい…』と言い残したという逸話が残るほどの有名な料理人となりました。
松本さんは出汁にこだわり続け、料理の旨味は出汁で決まると究極の出汁を追い求めていました。
その松本さんが作る『スッポン鍋』はスッポン独自の臭みや泥臭さが全くなく、スッポンの持つ鶏肉とも魚とも違う肉の旨味、プルプルのコラーゲンたっぷりの身、骨までシャプリつきたくなる旨味が詰まったお鍋を堪能。
そして最高なのが、スッポンのエキスが溶け出したスープで作る『おじや』
翌日はお肌はプルプルで全てが元気になるスッポン鍋!
今は体調を崩され、出張料理人はあまりやってないとの話を聞きましたが、出来ればもう一度、松本庄平さんのスッポン鍋を食べたいです。
追伸
本部長のトークライブに差し入れした日本酒『澤屋まつもと』はこの松本庄平さんの松本酒造で作っている米と水にこだわった最高の日本酒です。
坂本龍三
男性/59歳/神奈川県/会社役員
2022-06-13 18:22