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私の想い出グルメ 祇園あじ花

二十歳ちょい過ぎの若造が、祇園の割烹(あじ花)に、連休毎に通っていたのは、友人がこちらに弟子入りしていたから。
河原町から鴨川を渡り、四条通りを八坂神社方面に向かって少ししたら南に下って、すぐの細い路地を右に折れると、あじ花はあります。
観光客よりも、京都の庖丁人が集う小さなお店。
親父さんの生粋の京都弁、高下駄響く綺麗に磨かれた土間が印象的。
優しそうな印象の親父さんでしたが、友人はキリッと、真面目な若人していました。
旬の食材、柔らかく炊いた筍、蓼酢で頂く若鮎。三河のみりんで漬けた梅味醂。などなど、それはそれは、二十代前半の若造には勿体ない品々。極めつけは、甘鯛のお頭焼き。
すっごいの。絶妙なの。カリカリ、ホワホワ、じゅわーっと脳天から眼球。。。お頭の中にある鯛型の骨(鯛の体)も、今だかつてあの大きさを越えられない42歳(笑)
当時の彼女も大喜び(今のかみさん)。
閉店後は、遊びに行けず、修行する友人。
一度はけて、夜にまた伺う(あじ花さん)。
修行の品を味見します。
吉野産の本葛のくずきり。
↑これもいまだに人生最高くずきり。
今はもうない、祇園あじ花さん。友人に感謝の忘れられない、想い出グルメです。
(この友人、銀座の薬膳料理屋さんで、料理長やっています。行きたい。けど、行けてない!!)

手前取り

男性/45歳/千葉県/会社員
2022-06-14 01:04

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