ときめきデート飯

皆様お疲れ様です。

高校生の時、同じバスケ部の彼と引退を機にお付き合いすることになりました。

お付き合いとはいえ、お互い受験生の身。平日は学校に塾なので、週に１度だけ、一緒に朝から夜まで図書館に行き、その時のランチの時間だけが唯一のデートらしい時間で、ホッと出来る幸せなひとときでした。

そんなある日、今日はラーメンにしようということになり、高校生の私はお腹も空いていたので迷わず美味しそうなチャーシュー麺にしました。

しかし…それが失敗の始まりでした。
いつもなら大きな口でガブリつくチャーシュー…でも向かいあう席で、彼を目の前にしてチャーシューにかぶりつくのがどうにも恥ずかしくなってしまい、なかなか手をつけられずにいました。

麺も終盤に差し掛かり…よし箸で小さく切って食べよう！チャーシューを切ろうとしたところ…厚めのチャーシューが思いの外弾力があったため、顔では涼しい表情をしつつも、かなり力を入れて思いっきり箸を
広げました。

するとパーン！とチャーシューが切れたと同時に3センチほどの麺が1本、彼に向かって飛んでいき…見事に彼の顔面に張り付いてしまったのです！

飛んでいく麺はまさにスローモーション…彼は顔面に張り付いた麺を投げ捨てました。大人の恋愛なら氷点下並みに背筋が凍る出来事ですが、そこは高校生！何ともいえない間があった後、死ぬほど笑い転げてしまい、そのお陰でさらにグンと気持ちが近づいた良い思い出です。

そして…その時の彼が、今の旦那です(笑)

今は目の前にいても、ちゃんとガブリついてるので、きっと安心していることでしょうね(笑)

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