デート飯の思い出
本部長、秘書、社員の皆様お疲れ様です。
本日の案件、自分はないかもと最初は思っていたけれど、一つ思い出しました。
それは彼と付き合うことになった当日のこと。
時間的に殆ど人気のない電車の中で、ぽつりと告白されたあの日の夜。
その日は元々彼の家に(友人として)泊めてもらう予定だったのですが、その道中に関係が変わってしまい、彼の家までの時間がとても気まずく、照れ臭いものでした。
とても寒い夜でした。
ふと彼が途中、某ペンギンマークのディスカウントショップに入りました。
そして数分後、はい、と手渡されたのは、半分こにされた甘い甘い焼き芋。
特に大した会話はなかったのですが、寒い手も、お腹も、心も、とても温かくなったことをよく覚えています。
その日は、シングルのパイプベッドに、背中合わせで寝ました。
あの時はありがとう。
そして、あれから5年以上も時が過ぎた今も、
隣にいることができてとても、幸せです。
さなせら
女性/32歳/東京都/パート
2022-06-16 18:39