センス
「いいか、キルヒアイス。平和というのはな、無能が最大の悪徳とされない幸福な時代を指して言うのだ。」−ラインハルト・フォン・ローエングラム
政治や戦争を題材とした、自分が20代の時から何度も読み返している小説の中に出てくるセリフです。数々の名言の宝庫でもあり、自分の政治観や感受性=センスはこの小説で培われました。
30年来のベストセラーで、
現在、2度目のアニメ化の真っ最中。
ダブル主人公のVSヴァーサス物語。
このセリフのラインハルトという武将を宮野マモが演じ、もう1人のライバル 不敗の名将ヤンを我らが鈴さんが演じています。
それはさておき(笑)
ここで語られる『無能』とは『政治や軍事』の専門家に対する悪意の表現ではありますが、ひるがえって専門家は一般の市民にはなんの心配もなく、餓えさせない、戦乱に巻き込ませない、という暗喩でもあります。
1人の市民が、生まれて平凡に幸せなまま人生を送り、自然に寿命を終えること。
政治や戦乱について気にすることなく日々の生活を送れることが『平和』であり、逆に政治家や軍人はそれを市民に供与できることが責務である、という意味を含んでいます。
という前提をもった上で。
麻生太郎さんの発言「政治に関心を持たずに生きていける国は良い国です」の、
全文を
全文を
全文を、です。
ちゃんと読んでみると、意味がわかります。
個人的に麻生さんが嫌いでも構わないけれど、発言の正しい正しくないの判断は別物。
「政治を悪用するために国民はバカがいい」などというニュアンスは一つもない。
また、いい加減なマスコミが「切り取り」
左○きな人たちが騒ぐ。ただの選挙妨害だと自分は思います。
もう、30年も前に普通の小説で語られたような話がなぜわからないのだろう。と自分は思いますが、つくづく、ニュースを受け取る側のセンスが問われる発言です。
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2022-07-04 23:50