社員掲示板

サバイブ案件

本部長、秘書、社員の皆様おつかれさまです!
やっと運転が終わったので書き込みます。書き込まずにはいられません!
私は10代の終わりからずっとフリーランスで映画やドラマの現場で働いています。映画業界で働き続けることはまさに「サバイブ」です。
本部長や秘書もご存じかもしれませんが、大半がフリーランスで「雇用労働者」ではないので組合や補償もなく、定時などもありません。撮影は早朝から深夜まで行い、終わり時間もきまりがなく、始まると休みもほぼありません。
映画が好きでこの業界に入ったのに、映画をみる暇がない、という状態になります。
タフでなければ生き残れず、そんな過酷な状態なのでハラスメントも起こりやすく、フリーランスだから相談窓口などもない、という悪循環です。報酬面でも、長時間労働に見合った金額をもらえているという人はかなり少数で、大半は低いギャラです。
また、子供ができたら大半の女性がキャリアをあきらめ業界を去っていきます。
生き残るのは、家庭や子供を諦めて男性に負けず頑張っている女性か、男性が大半。
ただ、先程営業の方の書き込みもありましたが、この業界も若手が入らない、入ってもすぐやめてしまいます。その人手不足のおかげか、子供を持っても復帰する人がこの10年で増えてきました。それは喜ばしいことかもしれませんが、やはり子持ちで現場最前線でやるには長時間労働すぎて厳しいのが現状です。
私自身子供がおり復帰しましたが、仕事の機会はへり、好きだったこの仕事から戦力外になってしまった感覚があります。
そもそも子供がいるいない以前に、定期的な休みが取れないというのは、体とメンタルに良いわけもなく、しかし補償もない。だから若手が入ってこないのだと思います。

映画やドラマを作ることは本来楽しく、やりがいもあるのに、世の中が「働き方改革」などで変わっていく中、変わらないので、悪い部分だけが目立ってきていると感じます。
でも、黙っていても変わらない!と思い、私はまず、自分のような子育て中の女性が仕事を続けられるような業界を作るために、NPO法人を立ち上げました!どうせ変わらない、と言われることもありますが、「新しく仕事をしやすい世界を自分で作る」というイメージで活動しています。いつかまたこの案件があった時に、良い報告ができる日を目指します

hanon

女性/41歳/東京都/映像スタッフ
2022-07-28 18:52

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