この味一生忘れられない案件
セミの元気な鳴き声を聴くと思い出す、あの夏に食べた忘れられない味は、ある居酒屋で食べた新鮮なうなぎ串です。
うなぎを焼く真っ赤な炭の熱気が立ち込める店内…他のお客さんと一緒に汗をかきながらその瞬間を待ちます。
江戸っ子気質のマスターが丹精込めて焼いたうなぎ串を一口…
外はカリッと中はふんわりジューシーで、歴史を感じるうなぎのタレがいい塩梅に口の中に拡がります…
すかさずキンキンに冷えたジョッキでキリン一番搾りをぐいっと流し込むと、渇いた身体の隅々にビールが染み渡るように感じました。
この居酒屋では他のお店ではなかなか食べることができないうなぎの貴重な部位もいただくことができます。
当時若かった私はうなぎ串を片手にジョッキを握りしめ、こんな贅沢ができるなんて大人になるって幸せなことだなあと終始夢見心地でした。
メアリーぽぴお
女性/34歳/東京都/会社員
2022-08-08 18:16