本日の案件

本部長、秘書、社員の皆様お疲れ様です。

私の忘れられないうまいものは、一流の料亭でもなく、有名な寿司店でもなく、海岸で食べたカニです。
その日は仕事がらみの仲間同士、家族同伴でBBQをやろうと集まりました。
茨城のなかみなとという漁港近くのお魚市場で、魚介類を買い込み、すぐ近くの海岸で始めました。牡蠣やホタテも新鮮で美味しかったのですが、前職が板前という人がまだ生きているズワイガニを手早くさばいて、さっと炙った半生のカニの足を渡してくれたのです。
カニの身からはほんのり湯気があがっていましたが、半透明で透き通っています。
これを何もつけずそのまま口へ。
チュルンと吸い込んだ途端口の中でとろけ、ほんのりした塩気とカニの風味が口いっぱいに広がります。
新鮮さと絶妙な火の通り加減が生んだ、奇跡のような味わいです。
当時小学生だった娘は、20年以上たった今でも、「あの時のチュルンて食べたカニが忘れられない」って言ってます。

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