本日の案件
高校生の時、クラスメイトの男子の1人がハードコンタクトレンズに変えました。
その日の体育の時間の終わり間際、こともあろうに校庭の真ん中でそいつがコンタクトを落としたんです。
みんな最初は探していましたが、途方もない作業とわかるとみんな次第に諦め始め、それぞれ駄弁ったり、遊び始めたりしました。
私も当時コンタクトをしていて、ハードコンタクトの値段を大体知っていましたし、無くしてしまうと保証が効かないことも知っていました。
それに何より、そいつがどんな顔をして親に報告するのか想像したら居た堪れなくなってしまいました。
絶対見つける!私は心に誓いました。他のクラスが校庭を使ったら見つかる確率が無くなるので、この時間内で見つけるしかありません。
もはや探してるのは私と落とした本人だけ。大体どこで落としたのかを再確認してその付近を目を凝らして必死で探しました。もう誰かに踏まれてるかもしれないという可能性もありました。
まもなくチャイムが鳴ろうかという時、私は砂に塗れたコンタクトを見つけました!
落とした本人に「マジありがとう!」と感謝されましたが、コンタクト付けた初日に無くした報告を親御さんにしなくて良かったと本当に思いました。
愛かどうかはわかりませんが、私が人の為に本気になったシーンでした。
川越エース
男性/42歳/埼玉県/機能訓練指導員
2022-08-18 12:35