案件
皆様、お疲れsummerです!
もう何年も前の話ですが、私が車で移動していると雨が降ってきました。
最初はポツリポツリと降っていたのですが、少しずつ雨は強くなっていきました。
そんな時、ふと歩道を歩く2人組が目に入りました。
小学生低学年くらいの女の子と、年長さんくらいの男の子。その2人、傘を差していませんでした。
ほんの一瞬で色々と悩みましたが、車を止めて常備していたビニール傘を女の子のほうに渡しました。
いきなり知らない人から傘を渡されたせいか、女の子はモジモジしていましたが、ちゃんと傘を受け取ってもらえたので、私はすぐにその場を立ち去りました。
目的地はすぐそこだったかもしれませんし、「知らない人から傘をもらうな」なんて親に怒られないかな、とか不安もありましたが見過ごせませんでした。
余計なお世話だったかも知れませんが、あの傘でほんのわずかな時間でも雨をしのいでくれたら良いな、と思いながら車を走らせた、いつかの夏の夕暮れの話でした。
脱力農民
男性/45歳/高知県/自営・自由業
2022-08-18 12:49