本日の案件です。
僕の今があるのは
この人のおかげだなぁと
思うのは大学の教授です。
僕がいた大学は美術大学なのですが
入学試験にはデッサンをしなければ
なりません。
入学する前は、自分は結構絵が上手くて
周りには負けない自信があったのですが、
そんな自惚れた考えは
入学してすぐに間違いだと
思い知らせました。
周りの絵の上手さに圧倒されたのです。
何で自分なんかが受かったんだろう?
そんな風に思い、僕はここに本当に
いていいのか?とさえ思い、
大学も辞めてしまおうかと
悩んでいたとき、教授にこう言われました。
「入試の時、お前が一番下手くそだった、
他の教授がお前を落とそうとしたが、
俺はお前の下手くそだけど、
一生懸命に書いた、白い部分が
無くなるほどの真っ黒なデッサンに
光る物を感じた。
だから周りの反対を押し切って、
お前を合格にしたんだ
お前はテクニックは未熟だが、
その思いやアイデアで
勝負したらいいんじゃないか?」と。。。
その言葉を聴いた僕は
僕のような下手くそでも一生懸命に頑張れば
何とかなるのではないか?
絵を写実的に描く事も大切だけど
僕は込めた気持ちやアイデアで
勝負するんだ!と心をいれかえて
無事四年間頑張ることが出来ました。
今ではデザイナーとして
仕事をしていますが、
あの時、教授のあの言葉がなかったら
他の道を歩んでいたかと思うと
いまでも感謝の気持ちでいっぱいです。
クオーレ
男性/53歳/神奈川県/会社員
2022-08-25 11:35