あの人のおかげでここにいます案件
皆さまお疲れ様です!
少し重い話ですが、スカロケならと思い書き込みます。
もう遠い昔、まだ学生で就職活動をしていた時のことです。
やりたかった仕事、行きたかったところがあって、かなりの倍率をクリアしてある会社から採用をもらいました。
その後、直属の上司やその上の方、4人で料亭のようなお店で顔合わせをすると連絡がありました。ところがなにか様子が変。お酒が入るにつれ、今で言うなら完全なパワハラ、セクハラのオンパレード...でもここまで頑張って得た内定、我慢だ我慢だと耐えていました。
でも途中からこわくて、正直半泣きになっていたかもしれません。すると、配膳に来た女性が「あら、気持ち悪いの?お手洗いに行きましょ」とささっと連れ出してくれたのです。その女性はなんとお店のおかみさん。おかみさんや中居さん、配膳で何度か出入りして、いろいろ話もきいていたようです。
そして裏手で「いい?今すぐ帰りなさい。気分悪くなったって荷物を私が取って来てあげるから。あなたが我慢することないの、あの人たちがおかしいからね。
でもね、私も商売をしててね、あそことは長いお付き合いもあってね、申し訳ないけどこれ以上のことはしてあげられない、ごめんね。それからあそこで働くのはよく考えたほうがいい、あなたにはもっといい仕事が絶対にある!帰ったら信頼できる人にちゃんと相談しなさいね」と。私はそっと帰らせてもらいました。
まあそれから本当にいろいろあったんですが、結果、その就職はやめました。あのままだったらどうなっていたことか。
客商売、おかみさんにも事情があるなかで、できる限り、私を助けようとしてくれたこと、間接的にあの会社はやめた方がいいと教えてくれたこと、、、あのおかみさんのおかげで、今何も傷つかず、元気に働いて、生活する私がいるんじゃないかと思います。一瞬の出会いなのに、今でも最大の感謝と尊敬を抱いている「あの人のおかげ」なのです。
みどみどり
女性/51歳/東京都/自由業
2022-08-25 16:38