鴻が聖人君子ではあり得ないことの証明
今週の水曜日、ン年ぶりかの事ながら、人前で怒声をあげてしまいました。
鴻は居酒屋、つまり飲食店という生業なのですが、この飲食店を営業するにあたって必要となる資格に「食品衛生責任者」というのがあります。
所定の講習を受け、都道府県知事が認可する資格です。
(調理師免許を持っているとこの資格は不要になります)
この食品衛生責任者の資格、通常は六年で更新する必要があるのですが、二時間程度の講習を受けるだけで更新できます。
各都道府県にある『食品衛生協会』から「資格更新のための受講案内」が届きますので、それに従って所定の日時に講習会会場に行けば良いのです。
受講料として2,000円徴収されます。
今週の水曜日、コロナ禍の影響で延び延びになっていたその講習を受けに行ってきました。
会場の入り口で埼玉県食品衛生協会の職員さん三名が受け付けをやっています。見た感じ65歳を過ぎたようなご年配の職員さんたちです。
最初の方は私が持参した受講案内の葉書によって本人であることを確認。
二人目が受講料の2,000円を受領、三人目がその領収書を発行、という流れです。
事は三人目で起こりました。
見た目、私よりも少し年上の職員が領収書に『2,000』とだけ記入し、ピッと切って私に渡してきたのです。
思わず尋ねました。
「2の頭に¥マーク書かないのですか?」
『あ、要らないでしょ』
「要らなくないでしょ。後で私が2の前に1って書き加えたらこの領収書“12,000円”に化けますよ」
私が突っ返した紙片に渋々ってな顔して¥マークを書き加える職員。
追い討ちかけるように私は言いました。
「領収書の宛名、空欄にしないでちゃんと書いてくださいね」
隣でそれを聞いていた2,000円徴収係りの職員が
『自分の名前だから自分で書いてよ』
オマエ、舐めてんのか?
「自分で書けばいいって、そういう問題じゃないでしょ?
あなた、ことの本質を解ってないようですね。
小さなことでもやるべき仕事を端折るなって言ってるんですよ」
最後の一言はマジで怒声でした。大きなホールに恥ずかしくなるほど、私の声が渡ったと思います。
許せないんです。嫌いなんです。
些末なこと些細なことだからといって本来するべき“仕事”をサボるのが。
鴻の親父(おおとりのおやじ)
男性/66歳/埼玉県/居酒屋やってます
2022-08-26 17:13