学校でおしえてほしかった
学校で教えた方がいいんだろうなあ、と思うことは「人間と自然の距離感」です。
以前勤めていたところの上司の趣味がバードウォッチングと鳥の写真撮影でした。
なんか自然を感じる趣味だなあ…となんとなくのんびりとしたイメージを持っていましたが、実際はこの趣味に対して厳格なルールをもっている方でした。
まず、鳥の生態を観察するのにこちらの存在を悟られてはいけないので、鳥と自分の間に十分すぎる距離をとること。鳥が人間に懐くのも絶対にだめです。そして「ここでこういう写真をとりました」とSNSで発信することもしません。それをすると多くの人がその場におしよせて生態系が崩れる恐れがあるからです。
その他にも色々と話を聞いて「そうか、自然相手を趣味にすることは、自分の行動がその場や将来どういう影響を与えるか深く考えてしなければならないんだな。」と初めて気づきました。
よく「ヒグマに餌付けはやめましょう」「夜間、強いフラッシュで撮影するのはやめましょう」というのはよく聞きますが、ただ自然を楽しむだけではなく、その楽しませてもらってる自然をもっと深く考える必要もありますよね。
グルナッシュ
女性/35歳/北海道/公務員
2022-09-07 17:53