エネルギー(スタミナ)について
エネルギー系には、3つの体系がある。第一のエネルギーはATP-CP系で、このエネルギー系は大きなパワーを出すことが可能。ただ、筋細胞中のATPとCPには限りがあって、すぐに枯渇状態になってしまい、持続時間が11秒前後と短いという特徴があるため、短距離走などに向いている。次に、筋細胞中のグリコーゲンが自ら解糖し、その解糖のエネルギーを利用してATPの再生のために使われる。この解糖系のエネルギーの持続時間は30秒前後で、ATP-CP系より少し長く持続できるが、やはり疲労は早く現れる(中間走向き)。さらに、グリコーゲン解糖系の際に十分なO2が代謝過程に関与すると、TCAサイクルに入り、エネルギーが限りなく作られる(長距離走向き)。この有酸素経路では、代謝産物である乳酸をエネルギーに変換させたり、H2OとCO2にまで酸化・分解することができる。この点で、グリコーゲンは効率のいいエネルギー物質と言える。
のざ
男性/31歳/埼玉県/野球バカ
2015-03-13 20:28