案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆さま
お疲れ様です。
私が一番見られた日。
それは、息子が2歳のイヤイヤ期真っ只中のある日のことです。
お店に知人へのプレゼントとしてワインを買いに行き、レジに並んでいるとその近くに陳列されていた色とりどりのイースターエッグのおもちゃが息子の目に止まり、「欲しい!欲しい!」となってしまったのですが、ここであまやかしちゃいんと思い、なんとかなだめてお会計を済ませ、出口に向かいました。
出口付近で、息子が「欲しいー」っと大声で泣きわめき、漫画に出てくるように寝転び、ジタバタするではありませんか。
他のお客さんや店員さんたち、歩いている人たちの視線が私達親子に突き刺さり、大注目されているのを感じました。
恥ずかしさで冷や汗でるは、その場から早く立ち去りたいと思っても、重たいワインの入った紙袋を持ちながら、なかなか大泣きして転がってる息子を抱き上げることもできず、手こずっていました。
すると、お買い物帰りのマダムの方が「これ、どうぞ」とご自身で今買いものしたであろう焼き立てのパンを息子にくださいました。そして、「大変な時期だけど、頑張ってね」と声をかけていただきました。
その方の温かさと多くの視線の恥ずかしさで半泣きになる私、なんとか息子を抱きかかえ、家に帰りました。
さすがに、しばらくの間、そのお店や付近にも近づけなかったです。
はりねずみママ
女性/49歳/東京都/パート
2022-09-14 16:21