なくし物は...

お疲れ様です！
私が無くしてしまったものの中で唖然としてしまったことは、6歳の時の話です。
父とホームセンターに行き、そのホームセンターの隣に有名なソフトクリーム屋さんがありました。普段は甘いものを買ってくれない父でしたが、珍しく父が「リサ、ソフト食うか？買ってきていいぞ。あと、お父さんの分も買ってきてくれ。」と頼んできました。
お父さんから1000円を貰い、バニラソフトを2つ買いました。
車の中で待っていた父に、「はい！ソフト買ってきたよ！」と言うと、父が「リサ...ソフトは？なんやそれ...？」と言い出したので、買ってきたソフトを見ると...ない！！！
両手にソフトを持っていたのですが、左手側のソフトクリームが、頭だけないのです...。
左手に残っていたのは、コーンの部分だけでした。
父の呆れた顔を見て、私は泣いてしまいました。
すると、誰かが私の肩をポンポンと叩きました。
振り向くと、ソフトクリーム屋のお姉さん。
「ソフトクリーム、お父さんのとこに走って運んでいたら落ちちゃったでしょ？車も来るし、こんなとこで走ったらダメだよ？次は気をつけてね。」と言って、新しいソフトクリームを運んできてくれたのです。
あれ以来、車がいるような場所では絶対に走らないようになりました。
ソフトクリーム屋のお姉さんの優しさが、私に命の大切さも教えてくれた気がします。

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