ラーメン案件
やしろ本部長、浜崎秘書、リスナー社員の皆さま、今日もお疲れさまです。
私がまだ小学校低学年だった頃、父の帰りは毎日遅く、私たち子どもが寝るくらいの時間帯でした。
父の夜食に、と母がいつも用意していたのが、「一人用の土鍋で作った、(サッポロ一番)塩らーめん」でした。寝る直前にちょっとお腹に余裕がある私は父にベタベタ甘えて、それをひと口食べさせてもらうのは、まだ子どもの私にとっては「寝る前のこの上ないご褒美」でした。
今年の元日、その父が突然旅立ちました。お正月にやってきたいろいろな手続や準備などの雑務に追われて、最期のお別れまで遂に「ありがとう」を言えないまま時だけが過ぎてしまいました。
家庭の事情もあって、私が18歳で高校を卒業した時から、父とはずっと離れて住んでいたこともあり、あまりグッとくるものがないまま、四十九日の法要まであっという間でした。
今でもその「(サッポロ一番)塩らーめん」はスーパーでもコンビニでも手に入ります。でも私がそれを作っても、あの「父からもらったおこぼれ」とは何かが違うと感じていました。
今日、スカロケのラーメン特集の冒頭を聴いて、ネットで「一人用の土鍋」を探してポチりました。
それが明日中に届くようなので、それを使って「大人の夜食的なラーメン」として作ってみようと思います。
その一杯で、父をゆっくり偲ぶ思いが出来るのではないかな、という思いを抱いた「木曜日の夕方」です。
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男性/53歳/神奈川県/療養中
2022-10-27 17:51