本日の案件
本部長、秘書、社員の皆様
お疲れ様です
私がいつも何処かで考えているのは、ぶうおばちゃんです。
ぶうおばちゃんは私が小学1年から4年生くらいの間に、私の家に来てくれていた家政婦さんです。
私の家は、両親が共働きで夜の9時くらいにならないと帰ってこないため、平日は家政婦さんが炊事洗濯をしに来てくれていました。
その家政婦さんがぶうおばちゃんです。あだ名は、魔人ブウに似てるからという理由で幼い私が無邪気につけました。
ぶうおばちゃんはとにかくやさしくて、17時に上がっていいのに私が寝るまで家にいてくれて、絵本を読んでくれたり、姉にいじめられたらいつも味方してくれたり、習い事の迎えにも来てくれたりと、めちゃくちゃ可愛がってくれました。
今思うと完全に業務外ですが、ぶうおばちゃんのおかげで親がいない寂しさを感じることはなかったです。
そんなぶうおばちゃんとの楽しい時間は突然終わりを迎えました。ぶうおばちゃんは、その巨体から足腰を悪くしてしまい、うちの家まで来ることが難しくなったのです。ぶうおばちゃんとの別れはすごい寂しかったのを今でも覚えてます。
後から聞いた話ですが、ぶうおばちゃんには子供がおらず、でも子供が大好きだからこの仕事についていたそうです。
今となっては連絡先もわからず、会いに行くこともできないですが、今もどこかで笑顔でいてくれたらいいなぁと思っています。
唐揚げ弁当350円
男性/36歳/東京都/会社員
2022-11-22 14:35