本日の案件

本部長・秘書・リスナー社員の皆様　お疲れ様です。

本日の案件ですが、感謝してるだろう「あの人」は中学3年の時の担任です。
その当時、もう定年間近のおばあちゃん先生でしたが
こともあろうか、私の高校入学願書を誤って　取り下げたはずの
都内　某有名私立高校へ提出してしまったのです。
受験票を受け取る際「受験料　払ってませんけど・・・」と私が言うと
おばあちゃん先生は
「私が代わりに払っておいた。力試しに受けてみなさい」というではないですか・・。
私は心の中で「先生がダメ出しして、取り下げたのに・・・」「あんたのミスだろ！」「なんなんだこの人は・・」
と悪態をつきまくりましたが、嫌々ながら結局受験し　たまたままぐれで合格してしまいました。

後日、合格の報告と立て替えていただいた受験料を職員室へ持っていくと、先生はそぅ～っと
紙袋につつまれた英語の辞書を「おめでとう」と言って　私に手渡しました。
咄嗟に「口止め料かいっ！」「紙袋入りって怪しすぎる」「英語の辞書はもう要らん」と心の中でで散々叫びましたが　大人だった私は先生の言うなりになって
都内某有名私立高校へ通いました。

この受験願書を取違えた事件は私の家族と先生しか知りません。
静かに中学を卒業してくれた私に先生は感謝したことでしょう。

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