今年の恋愛事件簿

本部長、秘書、リスナー社員の皆さんお疲れ様です。
今年の恋愛事件簿ですが、大きな事件が有りました。
妻と別れて早10年が過ぎようとした今年の10月に娘から「会ってほしい人が居る」と告白され、「あ〜とうとうこの時が来たか〜」と嬉しいやら悲しいやら複雑な父親心がグルグルと心臓の鼓動が聞こえ「誰？」と私。「彼」と娘。「結婚するから」と娘。「••••••。」終始無言な私。
「とりあえず会ってからだな」と私。
彼は母子家庭で母親一人で育てられ親想いでとても優しい人らしい。
仕事は商社マン。ハンサム。身長は188㎝(くそ、
私より高い。ちなみに私は182㎝)
娘からすると言うことない完璧な男性とか。
確かに言われてみると嫉妬するぐらいだ。
「で、名前は？」と聞くと「◯◯拓実」さんでお母様は「◯◯一江」さん。と娘の言葉を聞いて私の心臓が「ドキ！」と強く鼓動した。
「一江•••さん•••」とつい口にすると娘が「ん？どうしたの？」「お母様凄く綺麗な人よ。パパ変な気起こさないでね」とはしゃぐ。
実は私の初恋の人の名が「一江」さん。でも苗字違うし、でも結婚歴あれば変わるよな。まさかなぁ、まさかなぁ。と頭の中で繰り返す言葉。
それから10月の終わりに会うことになり、自宅に招いた彼は娘の言った通り完璧な男性だった。
食事も終わりくつろいでいた時に娘が「パパ、彼のお母様よ」とスマホの写真を見せた。
私はドキドキしながら見るとそこには50年前の面影がハッキリと残る初恋の人が微笑んでいた。
私は涙が溢れるのをかろうじて防ぎ、「綺麗な人だね」と拓実君の顔を見た。やっぱり目元口元が彼女に似ている。
丁度Netflixnの「初恋」を涙しながら見終わったばかりで50年前がフラッシュバックした。
コレは何かの縁？
結婚は来年の6月。私の誕生日に決まり、何故わざわざ私の誕生日したの？と娘に聞くと「だって自分の誕生日は忘れないけどパパの誕生日は忘れると困るからね」と何とも泣かせる言葉。
「ありがとう娘よ」それともう一つ。
「初恋の人に会わせてくれてありがとう」
それから後のことは娘にも秘密です。

0