案件

本部長、秘書、番組制作者の皆さん、リスナー社員のみなさん、お疲れ様です
私の「まさかの仲良し案件～私の妙なお友達」なのですが.....
ボディビルジムに通っていた若い頃、今と同じでそれだけではジムの運営が成り立たないのでダイエットや健康維持のために一般の方も受け入れていました
年齢にして今の私くらいだったでしょうか、やたら親しく面倒見の良いおじさんがいました
私らお金も余裕もありませんでした
ひたすら筋トレに打ちこみ大会で入賞目指して頑張っていたのを覚えています
そんな中いつもおじさんは私たちに優しい眼差しを向けてお金の無い月末には食事やお酒を飲みに連れて行ってくれたり、何かを差し入れしてくれたり、ホント優しかった
ジムの会長やコーチ連中はなぜかおじさんを「先生」と呼び、私たち若い衆は「カワイさん」と呼んでいました
ある時私が原因不明で体調が悪くなり暫くジムを休んでから出てみるとカワイさんが心配してくれました
血圧を毎日測るように指示され朝と夜の血圧を週毎に提出してアドバイスをもらったり、病院から出された薬をみてもらったり「この人はお医者さんなのではないか？」と思っていました
ただあまり込み入った話をして関係を崩すのも嫌だったので聞かずにいたところ、別の若い衆が上手く聞いてくれました
そしたら「あぁ、僕の仕事ね　研究者だよ」と飲みの席でいとも簡単に答えてくれるとコーチが「先生のお仕事も知らずにお付き合いしてたの？」と詳しいことを教えてくれました
中野界隈で「カワイさん」「研究者」「先生」
分かる方ならこの時点でお分かりでしょう
カワイ肝油ドロップの社長さんだったのですね
なるほど若い私たちの面倒を看てくれ、体調管理も出来る
お医者さんではなく薬学博士だったのです
そんなことをおくびにも出さず私たちと真摯に付き合ってくださったカワイさん、社会の慈善事業にも力を入れている理由も分かります
本当に良い世の中にして行きたいのでしょう
その後、私は地元に戻り真面目に社会人をしております
「カワイさん」あの頃は本当にお世話になりました
私もカワイさんの意思を継ぎ、若い人たちに積極的に関わり手助け出来るようにしています
それがあの時カワイさんにお世話になった私なりのお返しの仕方だと心に決めております

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