ごはんにまつわるいい話 案件 〜そのエピソードいただきます!〜
本部長、秘書お疲れ様です。
私のご飯にまつわるいい話は、妻と結婚した2000年の冬のことでした。アパートの近くの銭湯に行った帰り、目の前にお寿司屋さんがありました。カウンターのみのお寿司屋さんでしたが、客が一人も入っていないため、美味しくないのかなと思いつつ、ボーナスも出たし、たまには贅沢してみようという軽い気持ちで入りました。大将と女将さん二人だけで切り盛りしているお店で、お任せ握りを頼みました。カンパチに鮪の赤身、ウニに穴子の一本握りなど、普段食べたことのないネタを出してもらい、満足した思い出があります。中でも、ホタテを貝殻ごとバター焼きして出してくれたあの味は、今でも忘れられません。大きめのホタテを口に入れると、バターの風味と重なって潮の香りが広がり、肉厚なホタテが口の中で踊っていました。今まで、こんな大きなホタテを食べたことがなかったので、贅沢の極みを味わった気がします。最後に、デザートお寿司として、軍艦巻きのバニラアイスを出してくれました。酢飯の上に乗ったバニラアイスが、意外と良く合い、初めて食べたバニラ寿司は、今でもその店に行くと注文してしまう名物お寿司になりました。大将も今年で75歳になり、そろそろ店を閉める計画だそうで、あと何回食べにいけるかわかりませんが、通えるうちは通っておきたいですね。
ふわふわクッキー
男性/52歳/東京都/自営・自由業
2023-01-26 08:31