母のおむすび
本日の案件を聞いてすぐに思い出したのが社会人になって忙しく働き
お昼ご飯を食べる暇もなかった頃の思い出です。
忙しさとストレスでげっそりしていく私を見かねた母が
毎朝「時間があるときに食べなさい」とおむすびを持たせてくれました。
その大きさはなんとソフトボールのボールほどのビックおむすび。
しかも毎日同じ具で自家製の梅干と焼鮭、すりしろごま、かつお節が
ギュッと入っていて1枚の海苔で包んでありました。
「歯にごまと海苔がつくからやめて!」と言っても絶対にやめてくれません。
当時はそれが嫌でしたが食べるとふんわり握られたおむすびがおいしくて
毎日毎日仕事の合間に食べていました。
そして今私も母になり忙しく働く息子に毎日おむすびを持たせています。
栄養を考えてついつい色々な具をギュッと詰め込んでしまいます。
息子には「でかすぎなんだよな~」なんて言われていますが
母としてはお腹いっぱいになってほしくて大きく握ってしまいます。
そして当時の母の私を想う気持ちもやっとわかってなんだかとても嬉しくなっています。
これからも私は息子に母のようにおむすびを握り続けたいです。
そらてり
女性/48歳/東京都/会社員
2023-01-26 17:54