ナポリタン
本部長、秘書さん、リスナー社員の皆様、おつかれさまです。
本日から入社させていただきました。
本日の案件を聞いて、父のことを思い出しました。
私が中学生の頃、家庭科で教わったナポリタンを、家族に振る舞おうと、張り切って夕飯にナポリタンを作っていました。
その当時の、我が家の台所は狭く、食事は、茶の間に運んで食べていました。
出来上がったナポリタンを運ぶため、一旦テーブルにお盆を置いていましたが、狭い台所の、狭いテーブルのため、テーブルにお盆がしっかりと乗り切らず、お盆の端がテーブルから飛び出していました。
そのとき、やってしまいました、お盆に体を引っ掛けてしまい、ナポリタンが、床の上にひっくり返ってしまいました。
私の叫び声に驚いて、台所に来た父は、「大丈夫、大丈夫、このくらい食べられる」と言って、ナポリタンをお皿に戻し、茶の間に運んでいきました。
その時の味は覚えていませんが、当時の父は、ふざけた事ばかりして、お父さんうざい、と思うことばかりでしたが、この時は、余計なことも言わず、うまいうまい、とナポリタンを食べてくれました。
しばらく忘れていましたが、久しぶりに思い出した、今は亡き、父との思い出です。
黄色いうざぎ色
女性/49歳/茨城県/会社員
2023-01-26 18:39