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案件!

本部長、秘書、社員の皆様お疲れ様です。
本日の案件で紹介したいのは『皇国の守護者』という漫画のセリフです。
架空の日本のような島国を舞台とした戦記ものです。
自体背景は大正時代ぐらいで、北方から攻めて来た大国を相手に極寒の地で絶望的な戦争を繰り広げます。
飛行機も戦車もなく騎馬が活躍するような戦いの中、主人公は成り行きで指揮官となります。
多くの部下が散っていく中(主要人物もあっさりと亡くなっていきます)とある年若い兵士は主人公の活躍に憧れと尊敬の念を抱いていました。
主人公に報いる為にこの兵士は自らの命を削り任務に当たり、瀕死の状態となります。
自分を慕い、命令に従い、そして死にゆく若者に対する責任の取り方を私は知らないと主人公は述懐します。
そして、すでに意識はなくもう目覚めることはないとわかる若者の手を取り
『許しは乞わない、だが後悔はさせない』
と語りかけるのです。
主人公もギリギリの精神状態のなか指揮官として冷徹に振る舞う自分と、内心では自身に向けられる健気な敬意にどう答えれば良いのか逡巡する様子を丁寧に描く物語とこのセリフに衝撃を受けたのを覚えています。
あまりに唐突に訪れる死と、その中で繊細に描かれる登場人物の心理描写は一読に値すると思います。
ただ、全5巻で途中未完かつ絶版となっており手に入れるのが難しい作品ではあります。

ナイロン

男性/42歳/埼玉県/自営・自由業
2023-02-09 16:56

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さあパナマ3巻を待とうではありませんか。

名無し修行中

男性/51歳/東京都/会社役員
2023-02-09 17:31