案件

私がお世話になった名物先生は
高校の世界史担当、通称ノリミツ先生です。

休み時間に遭遇してもまるで覇気が感じられないおじいちゃん先生なんですが、
授業が始まった途端めちゃくちゃハイテンションになり、明石家さんまさん張りに生徒をまわし始めます。

授業は生徒に一人ずつ質問していくスタイルで、
正解したら「ええぞええぞ！さすがワシの生徒や！」と全力で褒めてくれて
間違っていても「違うけど面白い！続き聞かせて！」と言って話を広げたりしてくれるので、先生に早く当てられたいと思うほどでした。

そしてノリミツ先生の授業だけはどの生徒も真剣に受けていたからか、世界史だけクラスのテストの平均点がやたら高かったのを覚えています。

今は既に定年退職されていますが、
もし叶うならあのショーのような授業をもう一度受けてみたいです。

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