桜の思い出案件
お疲れ様です!
我が家には樹齢38年の桜の木があります。放っておくと枝や葉、花びらが道路やご近所宅へ舞い込んでしまうため、掃き掃除が日課となっています。
ある朝のこと。
いつものように道を掃いていると、ご近所さんから少し興奮気味に呼び止められ、あるものを手渡されました。それは、中学生の息子さんの作文。うちの桜の四季折々の表情や二人だけの対話の様子が生き生きと綴られていました。
反抗期真っ只中の息子さん。
彼の中に変わらず溢れる優しい気持ちに久しぶりに触れ、目頭が熱くなりました。その感動を伝えると、奥さんも日々ご苦労されていたようで、やはり目を潤ませていました。そして何度も感謝の言葉を頂きました。
私たちからすれば手間のかかる子ほど可愛い桜。
しかしご近所さんの迷惑の種だと思っていた桜。
実は我が家の一番の外交官だったようです。
年季の入った太い幹に手を当て、「ありがとう」と伝えました。
鮨詰めのゾウ
女性/43歳/埼玉県/会社員・スカロケ妄想党員
2023-03-23 16:16