今日の案件
皆様、お疲れ様です。
今日の案件、「桜の思い出」ですが...
あれは忘れもしない30代のクリスマスの夜、母と地元のショッピングモールにクリスマスランチに出かけました。
食事も終わり、店内をウィンドウショッピングしながら歩いていたら、母があるお店の前で足を止め、私にこうのたまいました。
「この振袖、あんたに似合いそうだねぇ」...
はい、それは店先に飾られていた暗い赤紫の布地一面に薄桃色のしだれ桜が描かれた振袖でした。
「いやいや、あたしもう30過ぎてるからねっ?!」
こんな会話を店員さんに聞かれたら大変!、と思っていたのに、しっかりと聞かれていたらしくww
まんまとカウンターに案内され、ガッツリと商談が始まりました。
当時諸事情によりアルバイトだった私はローンが組めないと思い、分割払いを希望。
なおかつ「せっかくの振袖だからお正月に着たい」と、これまた無理を承知で希望。
通常、振袖は売約が決まってから仕立てるので、どんなに早くても1ヶ月はかかります。
その日はクリスマス...
絶対に仕立ては間に合わないだろうと踏んでお願いしたのですが、果たしてその店員さんはどれだけ凄腕なのか...
ローンも仕立ても希望通りになり、私はおそらくその一度しか袖は通せないだろうしだれ桜の振袖の為に、クリスマスに75万円のローンを組む事になりました(爆)
お正月にその振袖を着た私を見て満足そうな母の笑顔に、「自分への超高価なクリスマスプレゼント」だと思うようにしたのはナイショです。
オババなにゃんこ
女性/57歳/埼玉県/会社員
2023-03-23 16:51