桜の思いで。下にも一輪
本部長、秘書、リスナー社員のみなさま、お疲れ様です。
桜の思い出ですが、
もう何年も前に近所に桜がきれいに咲いてる場所がありました。
田舎の隠れたスポットみたいな場所で、1人でゆっくり散歩しながら、桜の写真を撮っていたとき、同じくふらりと散歩している知らないおじいさんがこちらによってきました。
するとおじいさんが、いい天気ですね。
と話しかけてきましたので、
今年もきれいに桜がさきましたねと、
僕も話かけました。
するとおじいさんが
桜の根元、下あたりを指差し、
あの花を知っているかい?
とたずねてきました。
そこにはたんぽぽが咲いてたのですが、一輪だけ白い色のたんぽぽが咲いてました。
綿毛のたんぽぽではなく、黄色ではない、白いたんぽぽです。
僕ははじめて見ましたので驚いて白いたんぽぽ?なんてあるんですね!
と言うと、
関西では白いたんぽぽがよくあるがら
関東だとあんまりなくてめずらしいよ
と、教えてくれました。
僕は桜、上ばかり見てました。
下にもいい花があったんですね。
と言うと、おじいさんはニコリと笑い、ゆっくり去っていきました。
なにか教訓じみたものを感じました。
しかしその後、その場所は開拓され、マンションが建築されてしまいました。
きれいな隠し桜スポットだったの残念です。
あれから、白いたんぽぽは近所ではみてません。
桜もきれいですが、下にもきれいなものはある。
桜を見るとそんなことを思い出します。
とりまよライダー
男性/40歳/千葉県/会社員
2023-03-23 18:35