あの鴻が酢を飲み始めるかもしれねぇんだってョ
以前、昨年の一月の頃だったか、この掲示板で「ピクルスを常に作っておいてある」みたいなことを書いたように記憶している。
ピクルス液も調味料を合わせて作るのだが、どんな素材を漬け込む時でも実はほとんど同じ作り方をしている。
まぁ大体は酢、酒、水、砂糖、鷹の爪、胡椒、こんなところである。
肝心なのは酒と水を合わせた量が酢の量を超えないこと。つまり、酢を100cc使うなら酒と水の合計を90ccくらいまでにすること、である。
砂糖や胡椒をどの程度使うか、なんてことはそれこそ好みの味の問題なので「こうすべき」なんてものは無い。
ところで先週、久々にミニトマトでピクルスを作ろうという衝動に襲われた。
野菜売り場をテケテケ歩いていた際、視界の端に赤い山が入り込んだのだ。
いつもなら「どうせトマトだろ、今日はいらない」と通り過ぎるのだが、その時は足が止まった。ワゴンに盛られたミニトマトが美しかったのだ。
真っ赤で、皮がパンパンに張っていて、しかも形がジャイアント馬場さんの顔のように長くて。
「そういゃミニトマトのピクルス、もう三年くらい作ってないなぁ」
で、急に作りたくなったという、そういう経緯の衝動。
ところでピクルス液、今回はいつもと違うのを作ってみた。
先日、肉味噌をあれこれ試し作りした際に黒糖を使って上手くいった(←と思っているだけ)のたが、以来、黒糖使いにちょいとハマっていて。
トマトと黒糖の組み合わせ、何かこれ、良いチャンス?……なんてね。
◉穀物酢 200cc
◉水 150cc
◉氷砂糖 15粒くらい(正確に数えなかった)
◉黒糖 15g
◉鷹の爪 一本(種は除く)
◉シナモンパウダー 小匙半分ほど
これら全部を鍋に入れて、弱めの中火でゆっくり氷砂糖と黒糖を溶かした。
冷めたところでピクルス用の密閉容器に洗ったミニトマトをバラバラと入れて、液を流し込む。
で……
ちょっと余ったんですよ、ピクルス液が。
次回までとっておくほどたくさんではなく、もう実に中途半端な量で。
仕方ないので「飲んじまえ」、グラスに氷、ピクルス液、そこに炭酸シャバシャバ〜っと。
……………?
何コレ?
フツ〜に美味しいぢゃないか!
今度の夏はコレでやり過ごしてみるか……
なぁんてお話、でした。
鴻の親父(おおとりのおやじ)
男性/66歳/埼玉県/居酒屋やってます
2023-04-09 16:36