まさにサングラス案件
本部長、浜崎秘書,お疲れ様です。
10周年おめでとうございます!
およそ15年ほど前の話ですが、当時、私はサイクリングに夢中でした。
友人達と尾道からしまなみ海道を渡り、奥道後まで自転車で走りました。屋外で長く自転車で走りますので、日差しや風、異物から目を保護するためにはサングラスが必要です。
しかし、その大切なサングラスを忘れてしまいました。
困ったと思いましたが、後から合流した友人が、私がサングラスを忘れてしまったのを聞きつけて「サングラス持ってきたよ」とわざわざ持ってきてくれました。
親切な友人、ありがとう、助かった〜と思ったのですが、そのサングラスはスポーツタイプのものではなく、小さなまんまるグラスの銀のフレームのメガネでした。思わずヒゲを描きたくなるサングラスでした。
似合っていたのか、似合ってなかったのか、周りは大爆笑。私も正直遠慮したいなぁと思いましたが、無いと困るだろうと、わざわざ探して持って来てくれた友人の親切心を考えると無下に断ることも出来ず…
その友人は決してウケ狙いをするような子ではありませんでしたし、真心なので…。
サングラスの形は些細なことと割り切れれば良かったですが、いつ外すかかけ、それとも続けるか、葛藤しながら走りました。まさにサングラス案件でした。
結局、旅行の初日は最後まで掛けましたが、翌日は友人に悪いなーと思いつつ外してしまいました。友人は少し傷ついた顔をしていました。
今考えると、そのサングラスも良い思い出です。というより、そのサングラスがあったから思い出が深くなりました。
タランテラ
女性/30歳/千葉県/会社員
2023-04-12 18:12