私とお馬
皆さまお疲れ様です!
今は帰省中なので札幌の実家で聴いてます。
私と、ではなく、私の夫の話ですが…
夫のおじいちゃんは夫がまだ小さいうちに亡くなっていて私はお会いしたことは無いのですが、事業に成功して地元ではかなりの資産家だったそうです。
夫を産んだお母さんはその家の兄弟姉妹の末っ子ということもあって、末娘の産んだ孫だからと、それはもう可愛がっていたそうです。
ある時、みんなで観光牧場に遊びに行った際にそこで飼われていたポニーを見た幼い夫が
『お馬さん!』
と喜んだとかで、それを見ていたおじいちゃんが
『よし、お前がもう少し大きくなって乗れるようになったら、お前にこの馬(ポニーだけど)を買ってあげるぞ!』
と豪気な約束をしてくれたのだそうです。
残念ながら、それから程なくおじいちゃんは亡くなったので馬(と言うかポニー)は手に入らなかったわけですが、大人になった今でもうちの夫は
『俺はもう少しで馬(てかポニー)を貰えるくらい愛されていた!』
と自慢しています。
ちなみに私と結婚出来たのもおじいちゃんの仏壇に手を合わせて真剣にお祈りをしたから、だそうです。
馬の代わり…いや、ポニーの代わりに嫁を手に入れた話でした。
ここばち
女性/53歳/神奈川県/個人事業主
2023-05-25 15:18