案件について

皆さま、お疲れ様です。
マッチングはしませんでしたが、私の出会いは、レンタルDVDショップにありました。
学生時代、夜勤明けでフワフワしながら、DVDを選んでいたところ、私の視界の角に、こちらをチラチラと見ている男性の姿をキャッチ。最初は、気のせいかな～と思っていたのですが、彼は徐々に近づいてきました。私は『あ、これはヤバい人だ。どうしよう。』と、内心焦っていました。すると、彼はおずおずと「すみません、今何かお仕事されてますか？」と尋ねてきました。状況がよくわからないまま、私は「学生です」と応えたのですが、彼はまた、おずおずと「そ、そうなんですね。あの、なんか可愛いなあと思って。」と。赤の他人からそんなこと言われるのは初めてで、ますます何が起きているのかわかりませんでした。「彼氏さんはいますか？」と聞かれたので、慌てて「ありがとうございます。います。すみません。」と応えると、「あ、そうですか」と俯いて去っていきました。彼はかなり項垂れていました。状況を理解できたのは彼が去った後。お陰で何のDVDを借りたかったのかすっかり忘れてしまいました。

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