どうしても話したくて昨日の案件
放送終了しラジオで読まれることはありませんが、どうしても聞いて欲しかったので話をさせてください。
不思議な体験をしたのは、今から40年前、小学3年生の夏でした。
僕が住んでいた自宅は町の中心地からひとつ山を挟んだ郊外にあり、母と兄との3人で暮らしていました。
あの日は、夜になっても暑くてとても寝付けないので、家族3人で2階のベランダへ出て涼んでいました。
自宅のベランダからは、遠くの街明かりを背景に山影が見え、僕はその方向をぼんやりと眺めていました。
ふと隣に座る母の「今日は風がないね」と言う言葉で僕はそれと気づきました。
同時に、虫や蛙の声も止んでいて経験した事のないようなまったくの無音に、思わず3人で顔を見合わせてしまった程。
その時機械的な音と共に上空に浮かぶ物体の存在に気づきました。僕は突然現れたそれに驚き声を出せませんでしたが、兄と母は「まるで飛行船のようだ」と会話してました。
その物体はゆっくりと進んで行きました。
その時に聴いた機械音を例えるなら風の谷のナウシカに登場する大型飛空線の音に似ています。
その物体が山の上空に差し掛かった時、物体の幅が山幅と同じほど大きく、高度も山頂より少しだけ高い程度でとても低かったことを覚えています。
仮に飛行船であれば、あれだけ大きなものなら、他にも目撃している友達がいるはず。明日学校へ行ったら聞いてみようと考えてから、翌朝自分の布団で目が覚めるまでの記憶がありません。
翌朝、僕は母と兄にと飛行物体の話をすると、2人は揃ってそんな物は見ていないと言うのです。
その後何度か家族に確認しましたが、ベランダに出て涼んだことは覚えているのに、一緒に目撃した飛行物体についての記憶だけがありません。
思えば僕は、飛行物体が山の上空に差し掛かった後もずっと見ていたはずなのに、それがその後どこへ向かったのか、僕がいつ部屋へ戻り布団に入ったかについて思い出すことができません。
母と兄の記憶によるとベランダでみんなで涼んだ後、僕は2人と普通に会話を交わした後、おやすみを言って部屋へ戻ったと言うのですが。
これは夢?それとも‥
海開きタイフーン
男性/--歳/茨城県/会社員
2023-06-15 00:12

